私がこれまでに撮影した車両の中から、ポンプ車系を不定期的に更新しながら紹介します。

化学消防ポンプ自動車（化�U型）　（田原市消防本部）

愛知県の渥美半島の大半を管轄する田原市消防本部の化学消防ポンプ自動車（化�U型）。平成１７年度に日本ドライケミカルが日野レンジャーをベースシャーシに製作した。側面に描かれた「ＨＡＺＭＡＴ　ＴＡＨＡＲＡ」のロゴが目に飛び込んできて印象的である。大きな白いラインは田原の頭文字「Ｔ］をデザインしたもので、平成２０年度導入のポンプ車や、平成１６年度導入の救助工作車にも共通したデザインが施されている。水１３００リットル、薬液５００リットルを備え、車上には化学車らしく放水銃を実装し、危険物火災に備えている。また、陽圧式防護衣や放射線防護衣などのＮＢＣ災害用資材を積載している。積載庫上部にはあおりがつけられており、見た目もすっきりとまとまっている。 　平成１７年１０月にそれまでの田原市と、隣接していた渥美町が合併して、新しい田原市が誕生した。田原市の人口は６６０００人あまり（平成２０年度）。平成２０年の火災発生件数は３８件、救急出動は２０１９件、救助出動は４２件。消防署のほか、赤羽根分署と渥美分署がある。 　撮影は田原市総合防災訓練の会場にて。

平成２１年８月３日掲載